完全主義では、 何もできない。

底辺漫画家の森山まみちのブログです。秋田書店ミステリーボニータにて宮沢賢治の物語「銀のノスタルヂア」を不定期掲載。このブログは漫画の制作日誌です。

ムヒカさん。

ウルグアイのムヒカ前大統領が来日していますね。

 

ムヒカさんの大ファンになってしまったわたし。

 

今日放映された特集も食い入るように見てしまいました。

 

 

世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ

世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ

 

 

「わたしは貧乏ではありません。質素なだけです。」

 

資産は友人から贈られたビートルだけ。

大統領時代の月のお給料百万円のうち、9割を福祉団体へ寄付し、私生活は十万円で生活。

その中からも農学校を作るために貯金をしているそうです。

 

生い立ちも貧しく、貧困のウルグアイを変えるため、ゲリラ戦士として銃を手にして戦った二十代。

四回の投獄、10年以上の服役生活。

その間には凄まじい拷問や狭い独房に入れられた飢餓地獄を過ごしています。。。

 

多くの人は、そのような状況にあうとおそらく気が狂うか、悶死するか、または反社会意識が一層強くなり闇組織に入ってゆくか。。。。そうなってしまうのですが、

ムヒカさんは

 暴力では世界を変えることができない。

 

という真理に気づきます。

そして、今まで自分が誤った道を歩んでいたことを悟ります。

 

ムヒカさんの一言一言が重いのは、人生に裏打ちされた言葉だから。

 

そして、無私の精神を持っているから。

生死の極限の中で、その無私の精神を貫き通しているからでしょう。

 

わたしは、「幸せ」は

人のために役に立つこと、それに情熱をそそぐこと

だと思っているのですが、

 

ムヒカさんの言葉を聞いていると、自分はちゃんと生きているのだろうか、

周囲にもっといい方法で役に立つことができるのではないか、

自分はパワーを出し惜しみしているのではないだろうか、

いただいた生を最大限に生かすにはどのようにすればよいか、

そうこうするうちに死に向かって進んでいるのではないか。。。

と自問します。

 

そして、自分の目標の指針がひどくあやふやなことに気づき、震えてしまうのです。

 

 生きている限りこの自問は続くでしょうが、

生きているだけでありがたい。

この世界には美しいものがたくさんある。

そして生を受けたからには、社会になにか働き続けたい。

 

その気持ちだけは魂の中に込めて過ごしてゆこうと思います。