招きの福猫

漫画家の森山まみちのブログです。秋田書店ミステリーボニータにて宮沢賢治の物語「銀のノスタルヂア」を不定期掲載。このブログは漫画の制作日誌です。

カラー化された太平洋戦争。

8月に入りました。

 

この時期はNHKの戦争特集にどっぷり浸かってしまいます。。。

 

今日は障害を持った人たちの戦争と戦後の特集をハートネットでやっていました。

 

兵役免除になるため、「穀潰し」といわれた人。

軍需工場でも差別を受けて軍人に殴られた人。

家族からも見放されて社会の底辺をさまよった人。

教育も受けられないまま、日本語の意味がわからず戦争に巻き込まれた人。。。

 

いろんな方の半生をみて、胸が熱くなりました。

 

「社会の労力となる健常な心身を持っているか」という厳しい目は、

今の日本でも受け継いでいると思います。

 

それから外れた人は、「役立たず」と人蹴りされ、どれほど心苦しい

思いをしているか。。。。

 

色々考えさせられるいい番組でした。

 

 

 

www.nhk-ondemand.jp

 

昨年の12月に放映されたドキュメントですが、

とってもよかったのでリンクを貼ります。

 

1941年12月の真珠湾攻撃から始まった太平洋戦争を、

当時の白黒映像を、特殊な技術を習得したデジタルの専門家たちが今の最新技術でカラー化したものです。

 

「過去」の戦争が、今と変わらぬ色味を帯びたことで、

一気に今の現実と一直線となり、あの出来事は実はつい最近に起こったことなのだと衝撃を受けます。

 

カラー化された特攻隊の出撃前の別れの盃。

銃後の千人針に勤しむ婦人たち。

学童疎開。撃墜された山本五十六の無言の帰還。

アッツ玉砕。悲壮さが漂う雨の中の学徒出陣。

処分を命じられた動物園の動物たちの餓死。

沖縄戦で白いふんどしを掲げて歩いた少女。

被爆した長崎の人たちのケロイド状に爛れた赤い皮膚。

 

どれも教科書や当時の資料、過去の白黒フィルムで見た光景であるのに、

印象はもっと鮮烈で悲惨でした。

 

戦後すぐの銀座や、映画館に群がる人たち、お正月の光景もうつされています。

 

五分だけ無料で試聴できるので興味がありましたらどうぞ。

 

 

今年は戦後71年。

昨年節目を迎えたことや、今夏はリオがあるので注目は薄くなるでしょうが、

こういうときこそ、わすれたくないものです。