下町イーハトーブ。

漫画家森山まみちのブログです。秋田書店ミステリーボニータにて宮沢賢治の物語「銀のノスタルヂア」を不定期掲載。只今育児休暇中。2016年6月より制作再開です。

ともしび。一人の夜。瞑想と花。

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娘は普段のやんちゃっぷりが戻り、ごはんもオムレツを手掴みで

モシャモシャ完食できるほどに戻りました。^ - ^

 

私の方はこの休日中は家人に育児を全任せし、自分の病院へいくのと、

神さんと仏さんにお花を買う以外は、 ひたすら寝室で安静にしていました。。。

ありがとう、家人。( ;  ; )

 

写真はタイの蘭。

 

スーパーで100円の半額で売られていたのがなんだか物哀しくて

最後の二束を買いました。

けれど、異様なことに、お皿に水を入れて仕事部屋で飾っていたら、

それから二週間以上持ちました。。。。

なんという生命力。

 

作業中、タイ蘭をみるたびに

「あなた、つわものね。。。。❗️」

と、その猛々しい濃ゆいピンク色にやられそうになっていたのですが。。。

 

病気で数日間部屋を空けていたら、静かに枯れておりました。

 

 

枯れても、花は美しい。

 

むしろ枯れた方が、静謐な深みが出ていいですね。

もうそこに精霊はいないのだけど。

 

 

 

そして。。。。

だいたいこの時期になると、里山が恋しくてなりません。

 

 

 コンクリートのマンション。13階。

朝は工事現場の音、運送の倉庫の大きなシャッターが開く音で目が覚める。

 

保育園へは、うちを出てすぐ、巨大ポンプ場の大工事現場を横切り、

轟き叫ぶような高架線の下をくぐり、墨堤通りと呼ばれる大通りを線路沿いに歩く。

京成線とスカイツリー線が走る踏み切りを渡って、少し歩き、

紙の廃棄工場の前を通ったらやっと、桜並木の小さな住宅街へ出る。。。。

 

うちの周りは倉庫、工場、工事現場、路線が密集しているので、

歩いていても息苦しい。神経に触るというか。

まるでお掃除されずに手つかずの、苔でびっしり緑色になっている水槽で

泳いでいる金魚を見ている時のような息苦しさ、というのでしょうか。

 

 

。。。。東京は、しんどいな。

 

だれもが憧れる都だけど、かつてはわたしもここで羽ばたけるかと

夢を見た少女の時期があったけれど、

便利な世界は息苦しい。

 

これが先進国の、G7の、首都と呼ばれるところなんだな。

ここで人は生まれ、老いて死ぬ。

元来古から広がっていた、土の香りをほとんど嗅がずに。

 

どんな高層マンションでも、タワーマンションも、

私にとっては遊園地としか思えない。

畳がはげかかっても縁側のある民家、すぐ足を下ろしたら土を踏める、

そんな場所に住みたい。

 

人の息。家の息。花の息。

命の息は息吹。

 

 

窓から見えるスカイツリーのあやうく廻る光が、

いまにも消えそうで、なんだか哀しい夜。

 

 

 

。。。。。我儘なことを、つらつら述べてすみません。