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下町イーハトーブ。

漫画家森山まみちのブログです。秋田書店ミステリーボニータにて宮沢賢治の物語「銀のノスタルヂア」を不定期掲載。只今育児休暇中。2016年6月より制作再開です。

金曜日は絵本の時間。21

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しばらくご無沙汰でしたが、久しぶりの絵本の感想です。💦

 

テーマは春〜。( ´ ▽ ` )

また、新しい才能との出会いもありました。

最近買って読んだものを駆け足でありますが紹介します。

 

 

 

14ひきのぴくにっく (14ひきのシリーズ)

14ひきのぴくにっく (14ひきのシリーズ)

 

 

★★★★★

 

大好きな14匹シリーズ、ピクニック編‼️

 

ネズミくんたちが春の野原へ遠足へでかけるお話です。

シリーズの中では個人的に一番好きな作品。

 

春の野の花、たくさんの動物、虫たちが生き生きと描かれていて、

作者の温かい眼差しに感動を覚えます。

どれもネズミ目線で描かれているんですよね。

すごい観察力です。

 

一冊でたくさんの野の花が出てくるので、言葉を覚えている

時期のお子様にもぴったりではないでしょうか。

 

 

はなをくんくん (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)

はなをくんくん (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)

 

 

★★★★

 

古くからある絵本のだそうで、冬ごもりをしている動物たちが

はなをくんくん、やがて穴から出てきて、

小さな春を見つけるお話。

 

森を駆け抜ける動物たちの多さに圧巻  笑

とくにカタツムリが大量に出てくる場面は頭に刻まれそうです。 笑

 

よるのかえりみち

よるのかえりみち

 

 

★★★★★

 

ボローニャ絵本ラガッツイ賞優秀賞受賞。

 

これは素晴らしいと思いました。

ものすごくいいですよ、この絵本。

 

夜、母親に抱っこされて帰っているうさぎの子供の視点から、

あらゆる家庭の夜の音

料理の匂い、静寂の中での安息をまどろみとともに感じつつ

帰途につき、眠りにつくお話なのですが。。。

 

画力が本当に素晴らしい‼️、

 

画面はほとんど黒ですが、とても効果的に光の色が

つかわれていて、温かみを感じます。

文章も最低限に抑えられていて、2歳児にも

読み聞かせでき、子供がよく持ってくる本です。

寝かしつけにもぴったりですし、

大人がゆっくりと夜寝る前にページをめくっても、

幸せを感じます。

 

絵のデッサン力、伝える力、言葉の力、読者の共感性、

すべてにおける安定感を感じられる傑作だと思います。

 

 

もりのおくのおちゃかいへ

もりのおくのおちゃかいへ

 

 

★★★

 

よるのかえりみちの作家さんです。

こちらは文章が長めで、絵とぶつかることが多く、

もっと短くできるんじゃないかなあ。。。

と少し残念にかんじた一冊。

 

黒を基調とした独自の表現方法はもう

確立されていたんですね。

 

作中に登場するケーキが美味しそうなこと‼️

 

わたし ようちえんに いくの

わたし ようちえんに いくの

 

 

★★★★

 

来月から新しい保育園に行く娘に、ささやかに購入。

 

くつ、ちゃんとはけるかな。。。

お友達ができるかな。。。

 

幼稚園に不安を怯える娘に、園ではどんなことをするのか、 

 丁寧で温かい絵柄で1つ1つ教えています。

 

おもちゃで遊んだり、粘土で遊んだり、絵をかいたり、おやつを食べたり、

動物のおせわをしたり、水遊びや滑り台で遊んだり。。。

どれをみても楽しそう‼️

 

子供はいいな。。。遊んで1日頑張りおわるんだな。。。

とぼんやり羨ましくかんじる本でもありました。笑

 

 

うさぎのおうち

うさぎのおうち

 

 

★★★★

 

1960年代にアメリカで発行というのだから随分古い絵本ですが、

画面いっぱいに広がる春の野原と、うさぎの細密な絵柄が

子供の興味を引くことでしょう。

 

今読んでもまったく色あせていないクオリティだと思います。

あらゆる生き物のお家を訪問しながら、

うさぎのおうちをさがすお話。

 

文章も短いので、1、2歳の読み聞かせもぴったりです。

作者は有名なマーガレットワイズ。彼女独特のあそび言葉も健在。

 

 

 

マールとおばあちゃん

マールとおばあちゃん

 

 

★★★★

 

認知症になってしまったおばあちゃんと、孫のマールとの、

心温まる優しい毎日を綴った作品。

 

表紙の絵が素晴らしくて購入しました。

中身をみると、美しい色彩のグラフィックで、おばあちゃんと

マールとの距離感を見事に表現しています。

特に花や動物に隠された意味と、物語の奥深さを

じっくりと味わって読んでみたい作品。

 

文章も多く、けして幼児に読み聞かせできる量ではありません。

大人が読んで感じ入る絵本だと思います。

 

画家のヴェルメールはまだ81年生まれ。 

 

新しい技術を駆使した世代が登場したなあ。。。と

しみじみ感じ入りました。

 

 

ぴっぽのたび

ぴっぽのたび

 

 

★★★★

 

孤独なカエルのピッポが、羊さんと12の月の夢を

駆け巡るファンタジー。

 

こちらも絵が素晴らしい‼️

見開きごとにそれぞれの月が豊かな色彩表現でえがかれています。

特に美しいのは8月と9月。

 

旅を続けるごとにピッポは自立に向けて歩み出すのですが、

大事なお友達を置き去りにしてしまいます。。。

 

イタリアで活躍されている日本の絵本作家さん。

逆輸入という形で日本で発表されましたが、

もっとたくさんの方に読んでほしいと思うほど。

 

 

 

 

今回は新しい才能の出会いに瞠目しました。

みやこしあきこさんは82年生まれ。ヴェルメールは81年生まれ。

刀根里衣さんは84年生まれ。

 

過去の表現方法を踏襲しつつ、デジタル、グラフィックデザインを取り入れ、

鮮やかな色彩感覚を持つ世代が登場したという印象を受けました。

色づかいが今までにないほど突出しているというのでしょうか。

 

70年代生まれの自分とはまったく違う、新しい感覚。。。

ああ、もうカラーが美しくないと表現者としてはダメなのか。。。

と落ち込みもしつつ。。。^^;

 

 

ではでは、今回はこのへんで。